出前館について絶望した話
自分は平均すると月に三回程だろうか出前館を利用する(していた)
決してヘビーユーザーという訳ではなかったが、
それでもこの手のサービスのなかでは好んで利用していた。
しかしここ数日の中で、やはりこうなってしまったか…
という事案が起きてしまった。
人からすればたったそれだけの事。
しかし自分にしてみれば大問題だ。
冒頭で述べた通り、自分は出前サービスは出前館を利用していた。
理由は単純で配達員が直雇用のアルバイト、もしくはお店の人が配達してくれていたからだ。
UberEatsは申し訳ないが自分の中では汚いからサービスとして使わない。そう決めている。
本当に申し訳ないが「汚い」と既に心の中で決めつけてしまっている。
これはこの先絶対に覆らない。
なぜかというとUberEatsの配達員は食品を届けるリュックの中に自分の汗を拭ったタオルを一緒に入れていたり、駐輪場の地面に放置していたり、自分の家が狭く置く場所がないからと玄関の外に放置していたりする。
そんな扱いをされているリュックで自分がこれから口に入れるものを運ばれてくるのだ。見ず知らずのおっさんや学生に。
これは自分が目の当たりにしてきた真実であるためUberEatsは「汚い」と決めつけている。もちろん全ての人がそうとは思ってはいない、が、自分のなかで「汚い」と決めつけるのには十分な量を見てきてしまったのだ。
そんな理由から出前館を利用していたのだが、現在のコロナ過という状況が全てを変えてしまった。
それはUberEatsの類似サービスの増加、そして出前館のUberEats化だ。
前述の理由から自分は出前館の利用をしていたのに、だ。
自分もこどもではないのでそうなっていった理由や経緯は想像出来るし納得もできる。
現在需要はとても高く、企業として利益を追う場合には当然の行動だとは思う。
しかし自分のような理由で出前館を利用していた人間は少なくはなかったはずだ。
それでも今まで出前館を利用していたのはいつも注文するお店は、そのお店の店員が運んで来てくれていたからだ。
しかし今回の事件が起きてしまう事になる…
その時は初めて利用する店で注文をしてみた。
誰が配達してくるかは注文時にはお店か、出前館が配達するかの見分けはつくようになっている。
そして今回の配達は出前館らしい。しかしこの時わかるのはそこまでで、出前館のアルバイトなのかそれとも業務委託が運んでくるのかは実際に到着するまではわからない。
不安に思いながらも到着時間の確認をするのにアプリを開いた、すると配達予定時刻の10分前には配達員がお届けに向かっていますと現在地の表示がされていた。
しかし到着予定時間を過ぎても商品は運ばれてこなかった。
道が混んでいたり少し迷ったりで遅れることもあるか、と思い再度アプリを開く、すると自分の家とは違う方向の線路の向こう側を現在地が示していた。
こんな迷い方あるか…?
そこからはアプリを監視していた。
すると今度は自分の家を通り過ぎていく。
……?
ここまでで20分ほど予定時刻を過ぎていたと思う。
配達が遅れている旨の連絡もなく、状況がわからないため、この時点で自分は気持ちが悪くなり出前館に問い合わせのメールをした。
もう商品は持ってこなくていいと。
それから10分後くらいだろうかインターホンが鳴る。
出前館だ。そして私服なので業務委託だろう…
配達開始になってからおよそ40分、配達予定時刻を過ぎて30分。
ドアを開ける。
少し俯き気味の配達員から無言で商品を差し出される。
この経緯を再度出前館に問い合わせフォームからメールをした。
すると後日電話がかかってきた、先日の謝罪だった。
伝えたいことは全てメールに書いたので電話越しでは特に何も言わず適当に返事をして終えた。
そして本日再度出前館で注文をした。
結論から言うと予定時刻から20分の遅れだ。商品の配達開始からは30分が経っていた。
今回は最初からアプリをみていた。
前回同様配達予定時刻からは10分ほど前に配達開始になった。
しかしまたも家とは違う方向へ進んでいく
ん?また?どういう事だ…?
配達予定時刻を過ぎた頃に電話がかかってきた。
「出前館の配達をしている者ですけど」
この言い回し、おそらく業務委託だろう。
「申し訳ありません。今、前の配達が終わった所でしてこれから向かいます」
前の配達…?
調べてみると出前館の業務委託は一度に複数の配達を請け負えるらしい。
なるほど。
そりゃあっちこっち移動する訳だ。
配達が遅れもする訳だ。むしろ遅れて当然のシステムだ。
インターホンが鳴る。業務委託だ。
今回の配達員は愛想笑いしながらすいませんでしたと商品を手渡してきた。
今回の件も問い合わせフォームから連絡した。
自分が今後出前館を利用することはないだろう。